読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

きみもリトルスター

星の数だけ吐き出したい気持ちがある @com_atcom

【本の話】ガソリン生活

f:id:namiolist730:20170426233806j:image

 

 

「死神の精度」を読んだ時の衝撃は半端じゃなかった。

 

みるみるうちにのめり込んでいくあの感覚は、小学校の頃以来だったと思う。

 

 

現実の世界に、ファンタジーだと思えないようなファンタジーが潜んでいて、「伊坂幸太郎」という作家が急にわたしの人生の〈文学〉部門に飛び込んで来た感覚だった。

 

 

 

そして、このガソリン生活は、読みながら「参ったなぁ」という気持ちばかり溢れてしまった。

 

うわ〜この書き方すきだな〜とか、登場人物がゴチャゴチャ出てこないのも、よい。

 

 

 

 物語は終始緑のデミオ、車の視点で描かれる。

あらすじを引用してこようと思ったがわたしの陳腐な言葉で説明するよりも、読んだ方が早いと思う。

 

 

 

 

車がなにか考えたら、車が心を持っていたらと考えることはよくあった。

 

 

だけど、ここまでわかりやすく、設定の細かい作り方ができるかな。

 

「ワイパーが動くだろ?」

 

なんて車的な素敵な言い回しをつけたり、四輪車と二輪車では会話ができなかったり、列車やタクシーなど車の中でも優位があったり、

 

おっもしろいなあ、と思った。

 

 

 

ミステリーでいて、ほっこりする魅力いっぱいの作品。

 

 

 

 

作品の帯にはこんなことが書かれている。

 

「幸福感の結晶たる、チャーミングな家族小説」

 

 

ま!さ!に!

 

 

という感じでわたしてきにはこの帯を書いた方のことも是非知りたい。

 

 

文庫本も出ているようだし、そちらの初版には書き下ろし小説もあるというんだから、もっと早くに知りたかったというほかない。

 

 

 

 

 

自分の読んだ本を誰かに伝えるのは正直恥ずかしい。

「まだ読んでなかったのかよ」

って。

「全然あいつわかってねぇな」

って。

 

 

わたしより、たくさんの本を読んでいるあの人やあの人に、がっかりされそうで。

 

 

でも、わたしはまだ前に進むわけで、

小説でいえばプロローグで、

だから怖じけずどんどん出していこうと思っている。

 

 

そんなはなし。